●刈り込み
生け垣、仕立て物などの形を整えるためのものです。
●剪定
剪定にはふさわしい時期が基本的に3つの時期があります。
【3月下旬〜4月上旬】
早く形を完成させたい生け垣には最適です。
【5月中旬〜6月下旬】
新芽が展開し終わりかたまった時期で、花木ではこの時期の剪定で次の花芽をつくる芽を完成させます。
【9月中旬〜10月上旬】
最後の仕上げ剪定の意味で、徒長している枝のみを剪定します。
落葉樹・常緑樹・針葉樹には、それぞれ適した時期があります。
【落葉樹】
11月〜3月の落葉期の間に剪定します。冬期剪定といいます。
【常緑樹】
5月中旬〜6月下旬を中心に、3月下旬〜10月上旬(前途)に剪定します。
【針葉樹】
樹種によって、冬期剪定のものと、常緑樹と同様に行なうほうが、良いものとがあります。
【剪定してはいけない時期】
4月中旬〜5月上旬、新芽が出て展開し、かたまる時期で生長に対して剪定は大きなダメージです。
●病虫害防除
病気には殺菌剤、害虫には殺虫剤を使用します。
病気や害虫の処置が早ければ早いほど効果的です。
薬剤を使用する際は、農薬登録されている薬剤をおすすめします。
説明書通に使用してください。
●施肥
自然の中にも肥料分は含まれていますが、十分ではありません。
人工的に肥料を施す施肥には時期があります。
【12月上旬〜2月上旬】
1年間の生育の基礎になる「寒肥」というもので、有機質系肥料を施肥します。
【5月中旬〜6月下旬】
花のお礼肥えをかねて寒肥よりも少なめに施肥します。
生育にはNPK三要素と有機質肥料が必要です。コンスタントにバランスのとれた施肥により健全な発育促進により、病虫害を防ぎ、雑草も少なくなる要素となります。
●清掃
樹木の育成に合わせて古くなった枯葉などが蓄積します。
これを除去することにより、通風性・透水性を高め病虫害の防除や雑菌の発生を抑えます。